イブラヒモビッチがいるスウェーデン代表といない代表ではどちらが強いのか?

前回のEURO2016に続き、EURO2020の出場も決まっているスウェーデン代表

EURO2016までのスウェーデン代表とその後の代表で最も違うのは、ズラタン・イブラヒモビッチがいるか、いないかという点でしょう。

果たしてどちらのスウェーデン代表のほうが強いのか、ここではその理由についてピックアップしていきます。

ワールドクラスの攻撃力でスウェーデン代表を引っ張り続けたイブラヒモビッチ

EURO2016で引退するまで、代表チームを引っ張り続けてきたズラタン・イブラヒモビッチ。

スウェーデン代表の総得点数でも、2位のスヴェン・リデル(総得点数49点)を大きく離す62得点を決め、トップに君臨しています。

イブラヒモビッチは、2001年に代表デビューするとその後は2016年まで代表でプレー。

代表の引退、追放など紆余曲折もありましたが、スウェーデン代表ではワールドカップのベスト16なども経験しています。

また、「スウェーデン代表と聞いて思いうかべるサッカー選手は?」という問いには、多くのサッカーファンが「イブラヒモビッチ」と答えるでしょう。

実際に、彼自身も多くのゴールを決め、年間最優秀ゴールを決めるFIFAプスカシュ賞などの個人の賞も獲得してきました。

しかし、ワールドネームクラスのイブラヒモビッチが在籍した当時のチームが最強だったかというと、意外にもそうでもないようです。

元チームメイトが語るイブラヒモビッチの存在

スウェーデンのラジオ『サマー』に、スウェーデン代表MFアルビン・エクダルが出演した際には、彼はこう語っています。

「彼の身振り手振りや厳しい言葉は一部の選手の自信を低下させていた」

「僕らのチームは世界的スターと10人のまともな選手で構成されていた。戦術はうまくいかなかったね。ズラタンが可能な限りボールを持つべきだということに誰もが同意していた。しかし、一人の選手に頼ることで、無意識のうちに自分の責任から遠ざかってしまうことは、サッカーでも他のチームスポーツでも通用しない。その後、僕は思った。代表チームの多くがズラタンの要求に対応できなかったのかもしれない」

チームとしても、そして個人でもイブラヒモビッチという絶対的な存在にボールを集めすぎてしまい、またそれに固執しすぎてしまったため、イブラヒモビッチ以外の選手が自分の責任を忘れ、チームプレーがおろそかになってしまったのでした。

また、イブラヒモビッチが代表を引退した際には、スウェーデン代表の弱体化が懸念されましたが、むしろ選手は活性化され、ロシア・ワールドカップでは見事ベスト8まで進出しています。

当時の思いとしてエクダルは「調和と自信に満ちた、素晴らしいギャングたちだった」と語っています。

イブラヒモビッチが在籍した、当時とは異なる脅威を見せる現在のスウェーデン代表は、EURO2020での躍進も期待できそうです。

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