ヴァイグルのパリ行きはギリギリで破綻か
ドイツ・ブンデスリーガのボルシア・ドルトムントで香川真司とチームメイトのドイツ代表MFユリアン・ヴァイグル。
この冬のマーケットで、フランス・リーグアン首位のパリ・サンジェルマンへ移籍することが濃厚だと伝えられていたが、イギリスメディア『スカイスポーツ』がドイツメディア『スポーツビルト』の報道を引用し、今回の移籍話が白紙に戻ったことを伝えている。
シーズンの途中から、パリ・サンジェルマンへの加入が取りざたされていたボルシア・ドルトムントの守備の要ユリアン・ヴァイグル。
しかしながら、状況は一転し、今シーズンの残りの半年もドルトムントで過ごすことになったようだ。
一部報道では、ユリアン・ヴァイグルのトランスファーリクエストをボルシア・ドルトムントが受諾しなかったと伝えられているが、これについてヴァイグルは「クラブは自分を放出することを望まなかった。そのことを受け入れなければいけない」と同調。
つまりは、ヴァイグル本人の意思とは裏腹に、今回のボルシア・ドルトムントとパリ・サンジェルマンの取引は「破綻」したということになる。
気持ちを切り替えたヴァイグルは、今回の移籍騒動について触れた後、「今、自分は全てをドルトムントでの成功のために注ぐよ」ともコメントしている。
23歳とまだ若いながらも、ボルシア・ドルトムントの中心選手として躍動してきたヴァイグル。
しかしながら、今シーズンはブンデスリーガ第19節終了時点でわずか6試合出場にとどまっている。
負傷で出遅れたこともあるが、夏にロシアワールドカップで躍動したベルギー代表のアクセル・ヴィッツェル、デンマーク代表のトマス・デラネイといったタレントが加入したことで、一気にチーム内での序列が下がってしまった。
冬のマーケットで、トルコ1部のベジュクタシュへ移籍で合意に達したとされる香川真司とともに、ベンチにはいることさえままならない状況が続くヴァイグル。
はたしてここからの「逆襲」は見られるか…?シーズン後半戦でも状況が変わらないようであれば、夏のマーケットで、晴れてパリ・サンジェルマン移籍も…?