グリーズマン等を抑えての受賞
現地時間26日、フランス誌『France Football』が、年間最優秀フランス人選手を発表した。
ロシアワールドカップ王者の2018年最優秀選手賞に選ばれたのは、20歳でレ・ブルーの10番を背負うキリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)となった。
アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)、ラファエル・ヴァラン(レアル・マドリード)、ポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)、ウスマン・デンベレ(バルセロナ)といった、並みいるライバルを抑えて受賞したムバッペ。
前回受賞者のヌゴロ・カンテ(チェルシー)から同賞を受け継ぐこととなった。
さて、そんな20歳の怪物は、パリ・サンジェルマンでリーグアン、カップタイトルを勝ち取り、フランス代表としてロシアワールドカップ優勝を果たした。
個人でも、ワールドカップ決勝戦でゴールを決めるなどして、ベストヤングプレイヤー賞を受賞。
今年は、パリ・サンジェルマンで25ゴール、フランス代表で9ゴールをマークし、トータル34ゴールを記録した。
ムバッペは、今月頭にも『France Football』の年間最優秀若手選手にも選出されており、今年から新設された「コパ・トロフィー」も受賞。
また、東京オリンピック世代に当たる21歳以下の最優秀選手に選出された際には、「僕はこの2018年が唯一の年となる事を望んでいない。その他の比類のない年へと自分を導く過程にしたいと思う」と語った。
アトレティコ・マドリードのエースであるアントワーヌ・グリーズマンをはじめ、UEFAチャンピオンズリーグとワールドカップのダブル制覇を果たしたラファエル・ヴァランらを抑えての今回の年間最優秀選手賞の受賞。
なによりすさまじいのは、彼がまだ20歳だということ。
このまま順調にレベルアップすれば、いよいよリオネル・メッシ(バルセロナ)、クリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)の2大スターの全盛期に肩を並べるレベルに達するかもしれない…。
当然2020年に開催されるヨーロッパ選手権でも最注目の選手となるだろう。